田崎悦子演奏会・リサイタル等のご報告

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田崎悦子のピアノ室内楽 第4夜 2011年10月12~14日
「Joy of Chamber Music in 表参道」速報!
主催:カワイ音楽振興会

ピアニスト田崎悦子氏の監修による "Joy of Chamber Music" シリーズは、第4回目を迎え、日本が誇る音楽界の巨匠、チェロの堤剛氏をゲストに、満員御礼の盛況をもって10月12日~14日に開催されました。

田崎悦子のピアノ室内楽 第4夜

日本において珍しいこのピアノ室内楽シリーズの意図は、田崎氏がトップアーティストのゲストと熱演を繰り広げることはもとより、その二人がまだ在学中の若い学生たちと共演することによって若い世代の育成を目指します。田崎悦子氏自身が学生の頃、マールボロ音楽祭にて、巨匠のカザルスやゼルキン氏等と共に寝起きを同じくし、リハーサル、コンサートを協演した経験により得た音楽への姿勢と熱くたぎる想いを若い人々に伝えて行きたい、という発想から生まれた企画です。2回の公開リハーサルを経て、コンサートを迎えるまでのプロセスを聴衆が共有することが出来、コンサートでは会場全体に熱気がみなぎり、この奇跡的変化に皆がくぎ付けになってしまいます。
今回は、Mozartのピアノ・トリオKv.502を若い佐野良太(p)、城所素雅(Vn)が堤氏と共にリハーサルを公開し、田崎氏は聴衆側に座り、堤氏や生徒と意見を交わしながらそのプロセスを「分りやすく、楽しく」進行させていました。シューマンのピアノ・クワルテットでは、富井ちえり(Vn)、会田莉凡(Vla)が、田崎・堤氏と共に華やかでロマンに満ちた演奏をしプログラムの最後を飾りました。

なんといっても圧巻だったのは、2曲の間に挟まれた両氏の演奏。フランクのチェロとピアノのためのソナタでした。
両氏からほとばしり出る情熱、色、艶、互いへの信頼感は、通常の「演奏〕という枠を超えて、どこか未踏の宇宙に足を踏み入れ、感動に打ち震えている自分を見出すような気持ちに誰もがなったと思われました。数えきれないほどの音楽会の多い東京でも、このような演奏に出会えるのは本当に希なことだと思います。

歳を重ねて益々潤いと輝きを放つ二人のアーティスト、又、これからなん十年もの歳月をかけてそれを追う若者達…その双方が、共に音楽に全たましいをぶつけ合う姿は、何と感動的だったことでしょう

田崎悦子のピアノ室内楽 第4夜 イメージ

田崎悦子のピアノ室内楽 第4夜

田崎悦子のピアノ室内楽 第4夜 イメージ

このシリーズ、次回は、ウィーン・フィルの主席打楽器奏者、ローランド・アルトマン氏を迎えて、田崎氏とのバルトーク「2台ピアノと打楽器のためのソナタ」他と決まりました。

1979年、20世紀の大指揮者ゲオルグ・ショルティに発掘されシカゴ・シンフォニーと初共演した折、バルトーク・ピアノコンチェルト第2番を演奏し国際舞台に登った田崎――その田崎のバルトークをウィーン・フィルの風と香りと響きと共に、お楽しみ下さい。

日程
2012年1月12日(木): 公開 リハーサル  (時間未定)
2012年1月13日(金): 公開ゲネプロ   3:00 p.m.
コンサート    7:00 p.m.
主催・予約・問い合わせ:カワイ音楽振興会
Tel. 03-5485-8511

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